大学駅伝界に激震が走りました。
箱根駅伝の常連校中央大学駅伝部が、
今月6日になんと・・
主将&副主将を1年生に任命したのです。
どの大学も主将・副主将は4年生が務めるのが基本的ですが、
中央大学が1年生に任命したのは
近年箱根で低迷しているこのチームを
「革新」するためとのこと。
4月からチームの監督に
元世界選手権マラソン代表の藤原正和氏を
招いていることもあり、
今年の中央大学駅伝部は一気に殻を破るかもしれません。
そして一体どんな
1年生主将、副主将が選ばれたのでしょうか….
超スピード派の2人
そんな1年生主将&副主将の2人がこちらです….
主将:舟津 彰馬(ふなつ しょうま)
学部:経済学部
出身校:福岡大学附属大濠(福岡)
主なベスト:
800m⇒1’51”62
1500m⇒3’48”10
10000⇒30’21”04
10km⇒29’53”
≪詳細情報≫
2015年インターハイ:1500m(12位)
5000m(予選落ち)
2015年国体:少年共通800m(5位)
全国高校駅伝(都大路):出場経験なし
副主将:田母神 一喜(たもがみ かずき)
学部:法学部
出身校:学法石川(福島)
主なベスト:
800m⇒1’50”31
1500m⇒3’47”63
5000m⇒14’29”21
10000m⇒ ----
≪詳細情報≫
2015年インターハイ:1500m(優勝)、800m(3位)
2015年国体:少年共通800m(優勝)
全国高校駅伝(都大路):2014年(5区4位)、2015年(2区16位)
この2人、中央大学駅伝部の1年~4年までの
他のメンバーと比べて圧倒的に
違う点はスピードですね。
比較的に短距離に近いとされる800mと
1500mのタイムでは彼らは他のチームメイトより
頭一つ抜きんでています。
しかし箱根駅伝での1区間の距離は
大体20km~23kmなので、
スピード重視の彼らの走りがどれだけ
生かせられるかはわからないですね。
ただどちらも高校のインターハイ&国体では
結果を残していますし、ベストタイムも素晴らしいので
これからの伸びが楽しみですね。
44秒差で箱根予選敗退…
10月15日に行われた箱根駅伝予選会で、
中央大学の敗退が決まりました…
10位との差は44秒差でした。
やはり1年やそこらでどうにかなる
問題ではないでしょうね。
強いチームはどこも何年もかけて力をつけます。
中央大学も来年はこれを機に
箱根で優勝するくらいの大逆転劇を見せてほしいです。
そして予選会での敗退が決まった後、
1年主将の舟津から挨拶がありました・・・
【2016箱根駅伝予選会】
中央大学 舟津彰馬主将(1年)による挨拶。その1。
ぜひ、1分50秒まで見続けてください。 pic.twitter.com/fBgTBjXp0g— EKIDEN News (@EKIDEN_News) 2016年10月15日
【2016箱根駅伝予選会】
中央大学 舟津彰馬主将(1年)による挨拶。その2。 pic.twitter.com/yY0myKHmjR— EKIDEN News (@EKIDEN_News) 2016年10月15日
感動しますね…
これが伝説のスピーチとなるかどうかは、
これからの中央大学の活躍にかかっていますね。
ぜひ10月16日から再来年の箱根駅伝に向けて
頑張ってほしいです….
かつての日体大も2年を主将に置いた
駅伝の若い主将と聞いて記憶に新しいのは、
やはり元日本体育大学の服部翔大選手ですよね。
2012年の第88回箱根駅伝で日体大は途中、
繰り上げスタートも含み
全体19位という結果に終わりました。
そのレース後に2年生ながら新主将に
抜擢されたのが服部翔大選手でした。
服部選手は練習で後輩、同期、そして先輩を引っ張り、
2013年の第89回箱根駅伝の予選会では
見事1位通過。
そして本大会も5区区間賞の走りを見せ、
日体大を総合優勝に導きました。
中央大学はかつて箱根の名門校として
謳われていたものの、
2012年の88回大会を最後に
シードを逃し続けています。
そんな中今年4月からは新監督として
元世界選手権マラソン代表の藤原正和氏を迎え、
さらには主将・副首相に1年生を任命するという
かなりの抜本改革に取り組みました。
2,3,4年生が知っている箱根で負けた悔しさこそ
2人は知りませんが、怖いもの知らずという
意味では良いのかもしれません。
しかしその精神的重圧は計り知れないものでしょう….
中央大学駅伝部という歴史のあるチームを
どこまで再建できるでしょうか。。
2017年第93回箱根駅伝がかなり見ものです。